ブランドバッグ「コラン」完成!!
バッグブランド『ビヨンドザリーフ』の、「コラン」(Column)が完成しました~♪♪
率直な感想は、ひとつひとつの行程に手間がかかるということでした。作り込みに妥協がないのです。
本の指示を丁寧になぞって復元を目指しました。人気バッグブランドの秘密を教わったような気がしました。
ブランドバッグ「コラン」完成
じゃ~ん!!
見た感じは、エコアンダリヤを細編みで編むというシンプルなバッグ、なのですよね。
ね。仕上がりだけ見ると、とても簡単に出来上がっちゃってる~感があるでしょう。ところが、ところが...。
「コラン」の編み図掲載本『ビヨンドザリーフのバッグスタイル』
「コラン」完成までの行程
①持ち手と底を編む
前回は、持ち手と底を2枚編んだところまででした。
先日もご紹介したように、ビヨンドザリーフのバッグは、1点1点が、おばあちゃま達による手編みのブランドです。
でありながら、指の力を必要とするエコアンダリヤ2本取りなのです。
細くて白くてネイルの似合う、若いコの指も美しいですが、子を育て、家事をこなし、愛をこぼし、手で出来る愛情を惜しげなく休むことなくこぼし続けて来られた大先輩方の、関節が太くなった指・厚みの増した手。神様の手を生かした生き様が現れて、その手こそ、輝いて美しいんだわ~。。。そんなことを想いながら、糸を引いていました。
◎『コラン』の使用針は、かぎ針7号です。今回は2本取りなので、クロバー「ペンE」ではなく、「アミュレ」の方が針先が長いので糸がかかりやすく編みやすいかも。
②底板を用意する
本には、底板などの材料に関しては、メーカーや品名など載っていません。
バッグ作家さんのお知恵から、クリアファイルなど、プラスチック素材が代替になりそうだとわかりました。
クリアファイルよりもう少し強度が欲しかったので、ポケットファイル(100均)の表紙をカットし、2枚重ねて使用することにします。
◎底板は、この底板で良さそうですが、送料がかかっちゃう。
③側面を編む
底と底の間に、ファイルの底板2枚を挟んで、重ねて拾い目をしたら、側面を編んでいきます。
丸い底の1枚は、エコアンダリヤの本数を途中で替えるので、2枚の円周がわずかに違っていて、きれいに重なるの。勉強になる〜。
④ボタンをつける
バケツ部分が編みあがったら、まず、マグネットボタン(100均)をつけます。
斜行に関しては、「(編み目を)右に流さないぜよ」と意識すると、指がね、ピッと糸を左寄りに一瞬引いてくれるんですよね。人間の指先は、脳の指令ひとつで機械のようにさえなるのがすごいです。
⑤持ち手をつける
持ち手は、半返し縫いで縫いつける、と書いてあります。
読んだ時点では、簡単に考えていたけど、エコアンダリヤ4本分の、厚みのある立体と持ち手を、半返しで縫いつける...、むむむ、きれいに仕上げる自信がありません。
バッグの内側に、不揃いの黒糸縫い目が見えるってことではないだろうか。目立たないように縫いつけたら、強度が足りない仕上がりになりそうだし。どうする?
ますます「ビヨンドザリーフの工房に潜入したい!!」と思います、笑。おばあちゃんの手づくりという優しい響きではなく、プロのバッグ職人集団だわね。
というわけで、たりるんは、上糸に黒のレジロン・下糸に生成のレジロンを使用して、工業ミシンで合体させることにしました。強度もOK。縫い跡もほとんど見えずきれいに合体出来ました。(後で思ったが、レジロン(ニット用糸)でなくてもよかったな。)
「コラン」を編んでみて
本気のバッグを創るというブランド的視点からの作品作りは、とても勉強になりました。
他の掲載バッグも、ハンドルやリボンやファスナーの取り付けがきっと難しいし、仕上がりが洗練されているから、ぜひぜひ編んで学びたいです。
こういうご本、敬服します。なんとお得な授業料でしょう!と思います。
でねでね、持つとね、さすがのデザイン。シュッとして服を引き立てるカッコイイバッグなの♡ おしゃれね~とほめられるバッグです。
そこがまたスゴイ!!!










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