桐野夏生原作『燕は戻ってこない』
◆『燕は戻ってこない』ドラマ化
今夜4月30日火曜日夜10:00から、NHKドラマ『燕は戻ってこない』がスタートします。
2022年に刊行された桐野夏生さん原作の小説のドラマ化です。
↓ネタバレあります↓
切り詰めた生活を送る非正規雇用女子の主人公が、卵子提供による副収入を考え、その先に代理母になり、出産へと至る過程での葛藤が描かれています。
依頼する側の夫婦は、不妊治療を経ても子どもを授からなかった有名バレエダンサー(大金持ち)です。
♪予告はここをクリック NHKサイトに飛びます♪
◆桐野夏生さんの小説たち
桐野夏生さんの小説は、格差社会で生きる人々の生き方を題材としてあるものが多く、社会を見る時の視野が広がります。どの小説も吸い込まれるように、あっという間に一気に読めてしまいます。
4月に読んだ桐野夏生さんの小説は、
『真珠とダイヤモンド』『猿の見る夢』『砂に埋もれる犬』『日没』『燕は戻ってこない』『もっと悪い妻』
主人公の感情に対し切ない気持ちになってしまった小説が『砂に埋もれる犬』。
貧困とネグレクトの中で成長していく優真。読み終えてしばらくは、どうにかなんとかなんとか...と小説の中の話なのに、知っている子のような辛い気持ちになり、優真の幸せを願ってた。
『真珠とダイヤモンド』も一気に読んだ。バブル期の仕手屋が描かれています。バブル当時はそうだったのか~、と。今もなお、お金に群がる裏側ではいろいろあるのでしょう。
そして、『燕は戻ってこない』で描かれる生殖医療というビジネス。命はお金で買える?命をお金で売る?誰かの役に立つこと?赤ちゃんの命は誰のもの?????
◆ボイルドエッグ
話は戻って『燕は戻ってこない』は、卵子提供のお話なので、卵のもうひとつの姿?として、小説にはゆで卵やタラコ、イクラなどの食材が出てきます。
冒頭に出てくるゆで玉子のお話。小説からの知識は、スッと入る自分が面白い。
「ゆで玉子は、沸騰後8分。底に空気が溜まっているので、底をコンコンと割ればきれいに剥ける。」
この小説を読んでからは、沸騰後は8分にタイマーをセット。そしておしりをコンコンとする。つるんと剥ける。笑
きのう、玉子を4個、いつものSEBのミルクパンに入れて火をつけながら、そうそう4月30日からドラマが始まるのだと思い出しました。というわけで、ブログにしています。
◆小説のドラマ化は観るよ~
普段テレビは観ないのですが、読んだ小説のドラマ化は興味があり観ることが多いです。
予告を観てみましたが、リキ役に石橋静香さん、ピッタリ。そんなイメージです。
生殖医療は身近ではないテーマでもあり、生命の誕生をビジネスにすることはどうなんだろう、と自分の中では解決しない、解決させないまま、にしていたので、映像化されることは興味深く楽しみです。
(登場人物の誰の生き方にもそのビジネスにも共感は出来ませんでした。社会にはそういう考え方やシステムがあるのだなぁ、という視点で読みました。桐野さんのご本は勉強になります。)
★今日も編み針と毛糸とともに穏やかな一日を過ごせますように*お互いに笑. ご訪問ありがとうございます. らびゅ~♡
☆゚+.
編み方などの内容は個人でご自由にお楽しみくださいね.
ただ、ブログ内の画像・文章はたりるんの著作物です.
無断転載引用、PIN(ピンタレスト)作成は固くお断りいたします.
+..。*゚+
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「ヴォーグ学園1年生の頃のたりるん」に「編むことや生きることで少しだけ経験を積んだたりるん」が、そういう話を「手渡ししたい♡」と願って置いているブログです
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