コラン(Column)、完成しました~♪♪
率直な感想は、ひとつひとつの行程に手間がかかるということでした。作り込みに妥協がないと感じました。
本の指示通りに丁寧になぞって作成し、人気バッグブランドの秘密を教わったような気がしました。
「コラン」完成
じゃ~ん。
見た感じは、エコアンダリヤを細編みで編むというシンプルなバッグなのですよね。
ね。仕上がりだけ見ると、とても簡単に出来上がっちゃった~感があるでしょう。
「コラン」の編み図掲載本『ビヨンドザリーフのバッグスタイル』
「コラン」の行程
①前回は、持ち手と底を2枚編んだところまででした。
1点1点おばあちゃん達による手編みのブランドなのです。でありながら、指の力を必要とするエコアンダリヤ2本取りです。
②今回は、底板を用意するところから。
本には、材料のメーカーなどは載っていません。ユザワヤさんへも行けそうにないので、身近で調達することにします。
バッグ作家さんのお知恵から、クリアファイルなど、プラスチック素材が代替になりそうだとわかりました。
クリアファイルよりもう少し強度が欲しかったので、ポケットファイル(100均)の表紙をカットし、2枚重ねて使用。
③底と底の間に、底板2枚を挟んで、重ねて拾い目をしたら、側面を編んでいきます。
丸い底の1枚は、糸の本数を途中で替えているので、2枚の円周がわずかに違っていて、きれいに重なるの。勉強になる〜。
④バケツ部分が編みあがったら、マグネットボタン(100均)と、持ち手をつけます。
斜行に関しては、「(編み目を)右に流さないぜよ」と意識すると、指がね、ピッと糸を左寄りに一瞬引いてくれるんですよね。人間の指先は、機械のようによく出来ています。
⑤持ち手は、半返し縫いで縫いつけると書いてあります。
読んだ時点では、軽く考えていたけど、エコアンダリヤ4本分の、厚みのある立体と持ち手を、半返しで縫いつける...、むむむ、きれいに仕上げる自信がありません。
バッグの内側に、不揃いの黒糸縫い目が見えるってことではないだろうか。目立たないように縫いつけたら、強度が足りない仕上がりになりそうだし。どうする? 自信ゼロ。
この時点で、「ビヨンドザリーフの工房に潜入したい!!」と思います。おばあちゃんの手づくりという優しい響きではなく、プロのバッグ職人集団だわね。
というわけで、たりるんは、上糸に黒のレジロン・下糸に生成のレジロンを使用して、工業ミシンで合体させることにしました。強度もOK。縫い跡もほとんど見えずきれいに合体出来ました。
⑥側面下方に、ビヨンドザリーフのアイコン、ヒトデ(風^^ふう)チャームを縫いつけたら、完成~( *´艸`)







「コラン」を編んだ感想
本気のバッグを創るというブランド的視点からの作品作りは、とても勉強になりました。
他の掲載バッグも、ハンドルやリボンやファスナーの取り付けがきっと難しいし、仕上がりが洗練されているから、ぜひぜひ編んで学びたいです。
『ビヨンドザリーフのバッグスタイル』書籍化、ありがとうございました!!!(すでに「2020年編み物本おススメ第1位」の感がある^^)
こういうご本、敬服します。なんとお得な授業料でしょう!と思います。
でねでね、持つとね、さすがのデザイン。
シュッとして服を引き立てるカッコイイバッグなの♡
そこがまたスゴイ!!!
『コラン』の使用針は、かぎ針7号です。今回は2本取りなので、クロバー「ペンE」よりも、「アミュレ」の方が針先が長いので糸がかかりやすく編みやすそうです。