今日の編み物本は、風工房さんの昨秋発売の『風工房のニット小物』です。身近に買える毛糸達で、こんなに魅力的な作品が編めるんだなぁと思いながら。
ジャケ買いしちゃう表紙。でしょ〜^^
① ノルディック模様のベレー帽
その表紙の作品は「ノルディック模様のベレー帽」です。
DARUMAさんのシェットランドウールで編まれています。
画像引用:Amazon 『風工房のニット小物』
使用糸:DARUMA シェットランドウール
色:フォレストグリーン#12 × オートミール#2
この糸の色名が、またまた恋に落ちる風工房さん的ネーミングだったりします。
②ノルディック模様ミトン
表紙をめくると、いきなり、このミトンが現れます。
ようこそニット芸術の世界へ。という感じ。ため息~。
美しく細やかな配色で編まれた「ノルディック模様ミトン」が
風合いの良いパピーさんのブリティッシュファインで編まれています。
博物館のガラスケースに保管されるのが似合いそうなミトンさん。
使用糸:パピー ブリティッシュファイン
色:11色使い
Aと同じノルディック模様ですが、多色で編むことでフェアアイル模様にもなります。甲の特徴的な模様は雄羊の角。
本でAと、こちらのBを見比べてみてくださいね。編み物の奥深さよ。
③木いちご模様のスヌード
そんな中にも、編みやすい作品を混ぜてくださっています。
「木いちご模様のスヌード」です。
画像引用:Amazon 『風工房のニット小物』
キュートな名の通り、木の実を表現した立体的な模様。3目一度の減らし目と3目の増し目を交互にくり返します。
先日記事にした「フードジャケット」(過去記事)のベースと同じです。
このポコポコ模様は編んで嬉しくて、身に着けて楽しい。
風工房さんの編み図だと、表面で模様編みの操作をしてあるので、
「3目の編出し増し目」が裏表裏の操作になっています。
なぜかいつも、自分が知っている技法よりも難しい。
風工房さんの編み地の美しさの秘密がその辺にあるのだろう。
使用糸:ハマナカアメリー イエローオーカー #41
使用針:7号2本針
好きな色「オーカー」もアメリーの手にかかると
どストライクに好きな発色になります。
アメリーは毛玉になるスピードが速いので、それは気になるけれど。
とはいえ、このオーカーの色合いとふわっふわのエアリーな感じは捨てられない笑
④イギリスゴム編みの帽子
amazonに画像がないのですが、シンプルなニット帽なのに、やっぱり違うのです。
地厚であたたかなのがイギリスゴム編みの特徴。トップまでラインが通るように目を減らし、美しく仕上げました。
そうなのです。もう、まさに、目の立ち方が美しくて惚れぼれします。
使用糸:パピーフォルトゥーナ 赤(2248)
使用針:3号輪針
イタリー製の糸、カシミヤ100%です。
フォルトゥーナという名前は「幸運」というイタリー語。
カラーは、チャコールで編みたい。
2玉半必要だから糸代がね、ちょっとお高いです。
「幸運」をかぶる、って、王冠みたいです。おとぎ話みたいで楽しい。
⑤フェアアイル模様のハンドウォーマー
画像引用:Amazon 『風工房のニット小物』
最後に、いつも美しい風工房さんのフェアアイルです。
私はフェアアイルは挑戦したことがないのです。
フェアアイルをね~、一生に1枚は編んでみたいかなぁ~と思います。
自分は着なくて良くって、好きな人が肌のように着てくれるようなメンズを編みたいなぁ~という野望を、ず~っと持ってはいます。
ジョンの穴空きベストが、この写真から感じるメッセージが好きで。
でもな、フェアアイルは私の根気力とは比例しないと思っているのです。
いつかね。
いつか。
引用:BOB GRUEN'S WORKS [ JOHN LENNON ]
昨日寝る前に読んだ本に「心が折れていい」って。怒ったり悲しんだり出来る情動は、AIが持てない人間の素晴らしい能力だって書いてありました。
梅雨空のように
悲しんだり
悲しんだり。。。
今日もありがとうございます。たりるんも応援しています。どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
......そんなニュース、悲しすぎます。嘘ならいいのに。
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