心の中にあるものが、言葉や表情に現れるように、
編み物って、生き方や信念が表現されていくものなのかも。
技術だけではない何か、その時点の自分に見合うものが産まれてくる、のかな...と思った。
上手く言えないけど。上手く言えるようになった時には、今よりきれいで力強い編地になっているのかな。
この、命の流れを感じる詩を読みながらそんなことを思いました。とさ。
『ウール讃歌』引用しておきますね。目にすることが少ないかと思うので、よろしければ^^
ウール讃歌 詩/及川哲也
アラン島の女たちは
漁に出る男たちのために
ひと目でそれとわかるスウェーターを編む
かなしい証(あか)しともなるであろう愛を編み込む
カウチン川の流れに沿うて棲むインディアンは
おのが家門の誇りを象(かたち)に編む
そのスウェーターは二代、三代にも亘(わた)って
血と絆とぬくもりとを伝える
それぞれのスウェーターに歴史があるように
それぞれの羊たちにも物語がある
たとえばニュージーランドの羊たちは
彼らが群れる山肌の傾きの故に四肢は変じ
年経(としふ)るとともにやがてひとつの方向に円をなし
歩むという
彼らの物語を愛すべきか悲しむべきか
むしろ讃えよ彼らのにこ毛を
旧約のその昔よりヒトをつつみまもってきた羊毛を
羊たちのにこの毛はぼくらのもうひとつの皮膚
わたしたちのもうひとつの美肌なのだ
(引用:日本ヴォーグ社『手づくりニット』)
帰省される皆さま、お気をつけて。
お盆をゆったりと、癒し癒やされてくださいね。
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