スパイシーブランケット(Spice of Life Blanket)その③ 100段めまで
スパイシーブランケットに、人生を編み込んでいる合間?に(過去記事・編み図リンク)
大人のための絵物語。孤独と慈しみの寓話を読んで泣いてる^^;
結構編み進んだよ~。Youはどんな感じ?笑
※3~4晩目。100段まで。あと数段編んだら、ピン打ち→アイロンがけ→縁編み
泣いちゃう物語『ゴンちゃん、またね。』
(ネタバレありです( ;∀;))
作家志望の則之と柴犬のゴン。一人と一匹の笑えて、少し寂しい毎日を、まっすぐな文章と鮮やかな絵で描き出す、大人のための絵物語。
いきなり感想なんですけど。突然いなくなって、一年間、毎日探し回った柴犬のゴンちゃんと思わぬ再会が出来た時、「私、ゴンちゃんの飼い主なんです」って言いたい気持ちを、私は則之のように、我慢し抑えられるだろうか。
自分のことだけ考えて、「自分の犬なんです」って言うことを当然の権利だって思わないだろうか。
おじいさんの気持ちを優先して考えられるだろうか。
則之のように自我を押さえられるかなぁ~。って、スコ(飼い猫)と自分に重ね合わせて、泣いてしまいました。
この世に自分のモノは何一つなくて、すべてが一時の預かり物だと言うけれど、頭ではわかっていても、いざその場面になると、どうだろ。
執着を手放すのは、口で言う以上に難しいです。
一方、柴犬のゴンちゃんは、与えられた人生を健気に生きている。
人間だったら、辛い目にあった記憶や障害を受け入れることは難しくて、死にたくなるかもしれない。
人間だったら、突然の出来事と則之が迎えに来てくれないことにマイナスの感情が混じって、寂しくて悲しくて、人を信じることが難しくなるかもしれない。
人間だったら、いや犬でも、...とてもとても怖かったと思う。
でも、ゴンちゃんは命の恩人であるおじいさんと仲良く暮らしつつ、則之のこともいつも愛していて忘れずにいたんだなぁって、傷ついた身体を受け入れている姿の、純粋で優しいゴンちゃんが本当に愛おしくて、抱きしめたくなります。
青空。
ゴンちゃんが足を引きずりながらでも、あの頃のように、嬉しそうにボールを追う姿。
則之の優しい眼差し。
良かったね。良かったな。
鮮やかな映像が浮かんで、とても綺麗です。
則之もゴンちゃんもおじいさんも、孤独感は心の中だけにしまって、みんな偉いな。
優しくて強い、雫がキラキラと光って見えるような小説です。
続けて2回読んで、2回ともポロポロぽろぽろ...泣いたのでした。クゥ~ン。
『ゴンちゃん、またね。』作・画 ビートたけし
犬・猫偉いな☆彡またね!
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