【編み物本を編む】~ルーエル通り39番地

「編む・装う・生きる」の3つを楽しむ陽気なニット女子の情報ブログ

【ハンドメイド】どうして、編む前のオパール毛糸は売れるのに、時間をかけて編んだ靴下は売れないの?幸せの時間を考慮してみる。

以前、オークションサイトを眺めていたら、フィギュアスケート羽生結弦選手をモデルにした「あみぐるみ」が、連日のように、高値でやり取りされている時期がありました。

ん、ン万円!?それは、思いや思い出...付加価値が乗った特別な例。誰もがお金を惜しまない部分も乗っかってついた価格。

一般的には、売る側・編み手の時給は、数円~数百円くらい?だと言われます。 

売買サイト★手編みの靴下はどうして売れないの?

メルカリやヤフオクの売買サイト。

手編みのセーターや靴下はあまり売れていない。

素敵なのに、上手なのに...と思って、どうしてだろう?ってよく考えていました。


買う側にとって、それらは実用品で、それ以上の意味もそれ以下の意味もないから。

編めない方が、手編みのセーターや靴下を、お金を出しても欲しいのじゃないか?って思いたいのだけど...。

ハンドメイドよりもずっとスタイリッシュで、機能的で、価格が安い服や小物が手に入る時代だから。

例えば、Opal靴下を1600円で買ってくださる方は、すでにその手編み靴下の価値をご存じの方々なので、少数だものね。

糸代が1600円。編んであっても1600円なのになぜ?

まず編む人は買わない。そして編まない人にとっては、手編みか手編みでないかではなく、手編みに見合う価格(あまり高いお金)は出さない。


売買サイト★編む前の毛糸玉なら売れる理由

それに対して、編む前のオパール毛糸はよく売れている不思議。

靴下になる前の糸玉の方が売れるのは、どうして? 

編んで丁寧に仕上げてある、時間がかかった靴下は売れないのに、どうして?


毛糸という素材には、これから編む幸せの時間、そして可能性が含まれているから。

編む人々が買うから、売れる。

店頭より安かったり、手に入らない糸を探しているので、買う。

幸せと可能性が詰まった毛糸玉には魅力があるから、買う。


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※左の毛糸玉:これから編む人にとって幸せの時間を含むかたまり 右のソックス:幸せな時間を過ごしたかたまり


編んでいる時間という幸せ

編む技術を持っていて、高い糸を買って、時間をかけて、編んだもの。

毛糸代に、その人の労力も乗っかっているのだから、「毛糸代 プラス 時給」が妥当な価格...じゃないのぉ?

好きなものを編んでお金になるといいのになぁ。

あることに気がつくまでは、私もそんな風に考えていました。

そして、気づいたのは、編んでいる時間がとても幸せだったのだから、もう、元は十分取れてる状態だから、仕方ないかもな~。楽しかったからいいんじゃないかな、笑。

好きなことをさせていただくという贅沢な時間を過ごして、その上、お金も思い通りにもらいたいなんて、きっと傲慢なんだわ。

幸せは満喫済。編み賃をもらっても、もらえなくても至福の時間だった。うんうん。

編む時間を楽しんだあとに、手元に残った産物が、手編みの服や小物だからね。

報酬は幸せという形で受取り済。お金がついてこなくても、とんとん。


依頼されて作品を編む時には

もちろん、「編んで欲しい」って頼まれたら、そこには、実績とか評価、編み手としての技術や感性に、特別な魅力があったのだから、話は別。

ビジネスとして「速い上手い高い」で、自分の技術とセンスをフルに発揮する

ニットを依頼されて制作している時は、責任感や努力の割合が多い厳しい時間

常に考えて、より良くなるよう寝る間を惜しんで仕上げる。仕事だから。

この厳しさを経て、初めて、お金に換わる価値が発生するのだと思う。

仕事の発生、魅力的な編み手と思っていただけて、依頼を受けた時には、期待以上のものを編む。

価格以上と思ってもらえる作品をプライドと共に提供する。

技術はスタートラインでしかなく、プラス、感性も必要となる。


編む時の心構え

アラン島のニッター・モーリンさんの言葉より
ただ漫然とたくさん編んでいてもいいセーターはできません。いつも興味を持って編んでいるかどうかということがずっと大切なのです


編む時の心構えとして、
1. 「服や小物」を編むなら、店頭レベルのファッショナブルなものを目指す。

2. 「服」の形になったから身につけてよいという緩い妥協は捨てて、素敵になるから身につけたいものを目指す。

3. 誰かに本気で欲しい、買いたいと言ってもらえる魅力ある「作品」を、日頃から目を肥やし、コツコツ積み重ねる。


勘違いしがちなのは「苦労して編んだからいいもののはず」という気持ち。

苦労しなくても上手で素敵ならその方がいい、ということを忘れないようにする。我を捨てる。

苦労話は、NHKさんとかが好んで取り上げがちなのだけど、作品の質と苦労話は無関係なのよ。苦労話が我に当たる。そこに評価を上乗せしてもらおうと思うのは甘え。


と、今日はたりるん宛に書いています。自分に厳しく、肝に銘じて、奮い立たせる。笑


日本人の指先が作り上げたものの価値

器用な私達日本人が、日本人の愛情たっぷりで誠実に編んだニット@MADE IN JAPAN

手にした時にこんなに、心地良い服、幸せになる小物、元気が出る靴下はないのにな~、見合う価値があるのに...、もっと高値がついても良いのに...、と思うのも本音です、笑。

感覚を磨いて、覚悟を決めて、とことん編んで、みーんなでハンドメイド界を盛り上げましょう♪♪

ハンドメイド人口という分母が増えると、素材のお店や、情報が増えるし、レベルアップのためにはとても嬉しいことだから。


「幸せ」と「AI」

そしてそして、何が書きたかったかというと。

売れるとか売れないとかじゃなくて、ニット人生でも幸せを味わった者勝ちなのです

頑張って編んで売れたら幸せ。楽しんで編んで売れなくても幸せ。メルカリやminneや楽マで売ってみる幸せ


「AI」の進化は目に見えぬ速さで、実用化はすぐそこだけれど、指先だけはまだまだロボットが追いつけない領域です

綿を詰める、も、ゴミを拾う、も、お箸を握る、も、人間の指先ってすごいんだよ。

ね。どんな時でも、この指先で編めるというしあわせ♡



努力しよ~と思う、そんな春。たりるんガッツ☆ 

力が入ったけど、書きたい気持ちを上手く書けない~と思う春。

ペコッ(*ノωノ)f:id:rue_rouelle39:20190408191138j:plain


★AIと指先の話です ↓↓
www.rue-rouelle39.com





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