嶋田俊之さんの新刊『ニットで奏でるエクローグ・フェアアイルの技法で編むウェアと小物』が出ています。11月新刊、文化出版局です。
私にとって嶋田さんのご本は、作品を編むために使ったことは一度も無く、ひたすら「読む美術館」の位置づけです。
新刊のご本も、それはそれは美しくため息が出ます。
モデルさん着用のイメージ写真の次のページに、作品を平置きして、正面から撮影したセーターが掲載されています。
あれこれ撮影角度やイメージ付けなどの小手先の工夫せずに、堂々と正面から見せてあって、それがとても美しくて感動します。
正面平置きで美しいなんて、どれほど偉大な力なのだろうと思います。
『ニットで奏でるエクローグ』...、タイトルもきれい~☆彡
ちなみにタイトルの『エクローグ』とは、ウェルギリウスを代表とするラテン語詩人達が、自分たちの作る田園的・牧歌的な詩を表すのに使った単語だそうです。表紙裏に嶋田さんの想いが書かれています。
文字が細かく、説明が辞書のようで、編み方の話だけではなく発見が多く、そばに置いてじっくりと堪能したいです。
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書いていて、歌手のMISIA(ミーシャ)を思い出したのですが...
2016年10月阿蘇フェス(Bank Band主催)で、生のミーシャの歌声を聴いた時、「デジタルに収まりきれない歌声」ってあるんだなぁと、手を加えないからこそ味わえる歌声に圧倒されて、鳥肌が立ちました。
すっかりミーシャに魅了され、翌年2月の横浜アリーナのライブにも参戦しました。とっても素敵なミーシャ、上手すぎ~、可愛すぎ~、愛が溢れてる~、カッコよすぎ~、踊れるし、しっとり泣きそうになる最高なLOVE BEPOPライブ↓↓でした。
MISIA - House Remix 神曲メドレー THE TOUR OF MISIA LOVE BEBOP 2017 - YouTube
参戦したら、あの阿蘇フェスでの「手を加えないからこそ」の記憶はさらに際立ちます。雨降りの中、霧煙る阿蘇の山々に向けて響く、ミーシャの生の堂々とした圧巻の歌声は、「生きている間に何度出会えるだろう」と思うほどの衝撃でした。
ミーシャの後に、櫻井さん(Bank Band/ミスチルの桜井さん)が登場して、あの櫻井さんが「この後歌えない~笑」って。その後、櫻井さんとミーシャのお話の後に、お二人で名曲「♪はるまついぶき」を歌ってくださいました。
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嶋田俊之さんもミーシャも、その実力と生まれ持って来たものに対する愛が圧倒的なんですよね。私には、神の手、神の歌声のようです。
最近の編み物本の傾向はオシャレで、モデルさんや雑貨や背景の力を借りて、斜めからだけの写真や動きの中での写真などが多く、ファッション誌の雰囲気を醸し出している本が多く、もちろんそれはそれで素敵です。
が、そんな中で、光彩を放つ嶋田さんの作品本、真っ向勝負、いや、勝負なんてしてなくて、もう神。格好良すぎです。
憧れは憧れのまま。「読む美術館」を堪能したいと思います。
今日も読んでくださってありがとうございました。
よい午後をお過ごしくださいね♡
★これからの季節に、スマホミトンが重宝します。 ↓↓
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★2016阿蘇フェス(Bank Band、MISIA、秦基博、藤巻亮太、Salyu...)参戦のことも ↓↓
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