【編み物本を編む】~ルーエル通り39番地

アパレル育ちのニット女子が「編む・装う・生きる」を綴るブログ

【本の紹介】羽鳥 隆『外科医の腕は何で決まるのか』幻冬舎新書より (膵臓がん)

前回の定期検診(過去記事)で主治医のO先生が、羽鳥隆先生の『外科医の腕は何で決まるのか』を勧めてくださいました。

羽鳥先生は、消化器外科の先生で、膵臓が専門でいらっしゃるそうです。どなたか情報をお探しの方の目に留れば。

私は、羽鳥先生にお会いしたことはないのですが、きっと初めて会った瞬間に「先生にすべてお任せします」という信頼感で満たされるのじゃないかな~と思いながら読みました。

主治医のO先生に初めてお会いした日も、そんな気持ちになりました。「O先生でダメならいいかな...。」根底にある深い愛情と、何でも教えてくださることと、医療に対する静かな自信のようなものが好きでした(現在進行中ですが) 

O先生が「これから先に何かが起きた時に、考え方の指針となる本だと思う」と紹介してくださった1冊です。O先生から羽鳥先生がいかに優れたお医者様でいらっしゃるかを聞いたエピソードもあるのですが、書けなくてすみません。


以下枠の中、『外科医の腕は何で決まるのか』の中から、覚えておきたい文章や、自分の仕事にも役立つ文章の抜粋です。引用多めです。

・私にとって外科の名医とは、自分や自分の家族ががんになったとき、安心して手術を任せられる人、任せてダメでも諦めがつく人、ということになるでしょう。

・手術後、元気に過ごし、再発せずに長期間生きることができたら、そこでようやく、「手術は成功した」といえるのです。

・手術の手技がていねいかどうかは、手先の器用さというより、手術に際しての気持ちの問題といえるでしょう。

・「獅子のように細心にして大胆かつ動じない担力、鷹のように諸事を見通し、判断、解決できる眼力、女性の手のように臓器を柔らかく扱い、緻密に行える手技(獅胆鷹目 行以女手 したんようもく おこなうにじょしゅをもってす)」

・手術の上手な外科医には、共通していることがあります。それは手術前の準備に時間をかけるということです。

・腕のいい外科医は、臨機応変に対応できる引きだしをたくさん持っています。事前の準備を怠らずに手術を行うことで、自然と身についてくるものです。

・医者なら率先してがん検診を受けるべきかもしれませんが、いまは自分のことより、患者さんの治療に専念したいというのが正直なところです。

・自分の病気を受け入れた患者さんは、顔つきが変わります。

・やりたいことをやりながら1か月ずつ過ごし、それが12ヵ月続けば1年になります。さらに12ヵ月経てば2年、60ヵ月なら5年になるのです。

・今日はコレ、明日はアレ、と一日一日をコツコツ積み上げていくことのほうが、充実した日々になるだけでなく、体にもいい影響を与えるー私はそう信じています。

・東京の方が専門医の数は多いとはいっても、高齢の方の場合は、地元の病院で診てもらったほうが、精神的には安定します。

・そういう患者さん(「いつか、やろう」と思っていたことをやり始めた患者さん)のなかには、不思議なことに、がんが治っていないのに悪化せず、長生きしている方もいるのです。いわゆる、がんとの共存です。

・ふだんから死について考えている人は、がんと診断されても、病気を受け入れる気持ちの余裕があるように思います。

・「人を相手にしないで、天を相手にしなさい。天を相手にして自分の誠を尽くし、人の非を咎めるようなことをせず、自分の真心の足りないことを反省しなさい。」(『遺訓』西郷隆盛)

・「これは急ぎの御用だから、ゆっくりやってくれ」(幕末の外国奉行/川路左衛門尉聖あきら)

引用:羽鳥隆『外科医の腕は何で決まるのか』

お医者様のご本なのに、思いやりに溢れてとても読みやすいです。

いつもありがとうございます。またね! f:id:rue_rouelle39:20180704213145j:plain



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