猛暑ですよね。疲れも溜まってきますよね。皆さま、体調をお気遣いながらお過ごしくださいね♡
地球が号泣したり、熱を出している大変な時代です。これからの時代を「衣服とどうつきあっていくのだろう」と、考えてみました。
ブランド価値ってなんだろ?
考えるきっかけとなったのが、この記事。「英バーバリー、42億円相当の売れ残り商品を焼却処分」
英高級ブランドのバーバリーが昨年、ブランド保護のために衣料品やアクセサリー、香水など2860万ポンド(約41億8000万円)相当の売れ残り商品を破壊・処分していたことが分かった。
出典:英バーバリー、42億円相当の売れ残り商品を焼却処分 - BBCニュース
バーバリーさんが、42億円相当の商品を焼却して、英国内で非難の声があがっているというニュースを読みました。
商品を割引価格で売り、ブランド価値を下げる人々に自社商品を渡したくない
のだそうです。
バーバリーさんに限らず、処分なさるブランドさんは他にもあります。
そんなことを発言するブランドさんの「ブランド価値」ってなんなのだろ?
ブランドって、その理念やヒストリーを、尊敬出来たり憧れたり出来ていたはずなのにな。
この地球の貴重な資源を使って、形にさせていただいた服を、一部の方々(株主さまとか経営陣の方とか)の保身(お金持ちを続ける)の為に、燃やすブランド。
燃やしてもいいものを、高く売りつけている図式。そんなブランドの価値って、なんなのだろ?
※ルーエル通りで。ブランドタグとトルソー。エプロン姿のムッシューが仕立て屋を経営なさっています。
アパレルのゆくえ (妄想)
新元号の時代。アパレルさんの意識が変わり、前年比120%なんていう予算設定はしなくなります。
地球は丸く全体で100なのだから、全てのショップが前年を上回る予算設定は、計算が成り立たないのに、どうして前年を上回る予算を、いまだに組むのでしょう?「売り上げ、売り上げ」。自分のとこだけ。地球の資源を無駄遣いして、儲かり続けてどうしたいんだろ~?
売り場に服の在庫が適量で並ぶようになります。セール価格にしなくても売れ終わるくらいの必要十分な在庫。今、売り場は、過剰在庫ですものね。売り上げ重視ではなく、貴重な資源を無駄に雑に扱っていないはず。
そしてみんなも、持っている服を、愛しく着ています。十分にファッショナブル、十分にハッピー♡ おしゃれは引き算しながらも楽しめるのでした。
日本から撤退するインポートアパレルが増えています。が、日本には国産で優秀なクオリティとセンスがあるから、むしろウェルカム。
服屋さんの店舗数はかなり減っています。押し付けるタイプの販売員さんも。そう、もうみんなが、自分で選択する目を持ってるし、古着としてメルカリやヤフオクでリユースするのは、平成の頃から普通の意識になっていました。
『誰がアパレルを殺すのか』という本(2017年5月)がありますが、書かれていることはまさに、アパレルにいた終わりの頃に感じていたことで、時代の流れで仕方がないと思いました。仕方がないけど、イヤなことではありませんでした。
気づいたことは、「アパレル」と「おしゃれ」がイコールというわけではないこと。アパレル業界が縮小しても、おしゃれはいつでも永遠に楽しめる。
新元号時代のスタイリング (日常)
洋服文化に憧れて着飾り始めた昭和が終わり、飾り立てたバブルから始まった平成も、あと10か月ほどで終わります。
平成最後の年。地球も、私たちの意識も、明らかな急カーブを描いて変化している最中です。
特別な価値(多くは高額・ステイタス)に意味付けされたブランド品を着てカッコいいと思っている側が、古い感覚側になる時代です。
日常着は、ユニクロさんとGUさんのように、安価で質の良いアイテムだけで十分。理想はオール日本製。誰もがスタイリングの目は超え、着こなしの腕は意識しなくても上がっています。
ベーシックインカムを理想とする時代なので、提供する側は、企業間で変な競争はしなくなり、良い会社さん同士仲良く、地球の資源を大事に、良いものを作りたくなっているはずです。
受け取る側も、服で差を主張して着ていた頃の無意味さが、逆に可愛く思えたりするかも。
私服の制服化が心地よい人々が増えて、「平成って、洋服を毎日変えて(違う組み合わせ)、通勤してたよね~」って話してるかも。
新元号時代のスタイリング (非常時)
新元号の時代には、地球の様子が大変な中を、生き残れることを前提とした服も必須。アウトドアで信頼のできるブランドの服は確保(見栄ではなく質優先)しておきたいです。
レインコートとダウンコート。避難するときにも着ると決めて、自分を守る自分の皮膚となる好きで強い服を持っておきたいです。
豪雨に、巨大台風に、竜巻。寒波に、豪雪に、大きなヒョウ。さらなる猛暑・酷暑に対し適切な服。地震が起こっても、歩き続けられる靴。身を守る、命をつなげる準備。
◇
これからのスタイリングに大事なのは他人の目ではなくて、自分の身体に心地よく、命のために装うもの。
ファッションのカテゴリーでのスタンスは、これからも「好きだけを着る、服を着倒す」です。そして、地曳いく子さんのご著書『着かた、生きかた』というタイトルのように、着かたと生きかたはつながっていますよね☆
「おしゃれ」はどんな状況下でも、自分の中から湧き出せるのだとしたら、これからの時代でも、むしろ楽しみな気がします♡ ひとりひとり個個がデザイナーです♪♪
地球の変化、時代の変化のさなか、クローゼット見直しの自分の指針のためにも書きました。
長くて面白くない記事だったと思うけど、こんな妄想を最後まで読んでくださって、ありがとうございました♡
またね!
五浪丸さま、考えさせられるコメントをありがとうございますm(_ _)m
★地曳いく子さんの「少ない服であの人素敵!と思われる極意が書かれた」本の話です ↓↓
www.rue-rouelle39.com