【編み物本を編む】~ルーエル通り39番地

アパレル育ちのニット女子が「編む・装う・生きる」を楽しむブログ

ひとつひとつの小さな優しい気持ちが、だれかの命をつないでいくのだと思う。

手術前のこと

手術前、サルコーマのことと手術のことを、両親に言えなかったのでした。

手術の朝、「もし、なにかあったら、"自分を支えるのが精一杯で、お父さんとお母さんの気持ちを支える余裕がなかったから言えなくてごめんね"ってあやまっといてね。」と頼んで、手術室に行きました。

両親に話したら、両親がどれほど動揺するだろうと思ったら、その2週間では、両親の気持ちまで支える余裕がなくて、自分を支えるのが精一杯で、結局何も話せていませんでした。

入院前日に大好きな母親に電話をかけて「仕事が忙しいから、しばらく電話出来ないかも(^^)」と、必死にたわいのない会話(^^)をしました。

自分は、麻酔がかかって、そのまま死んでも、わからないままだけど(意識ではたぶんわかるけど)、それは怖くはないなぁと、思いました。

ただ、親とか身近な人が悲しむんだと思いました。死ぬってそういうことですよね。自分が死ぬことよりも、自分にとって大切な人が死ぬことの方が怖い、悲しい。

命は自分一人のものではないので、自分の身体はできる限り大事にしないといけないということですよね。

両親に病気のことを話せていなかったので、手術から目が覚めた時は、ほっとしました。

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※2012年。母と旅したスペイン"Campo de Criptana" ドン・キホーテの風車の前で、母とツーショットを撮ったり...。


手術後のこと

3年前の今頃は、退院からの自宅療養期間で、術後のお腹は傷も中も痛く、胃が気持ち悪い、という時期でした。

家で横になりながら、「家事をゆっくりとすること」と、「朝晩2回は近所を歩くこと」の2つで、回復していくのを待ちました。歩いていれば治っていく!という、必死の思い込みもありました。


退院して3日くらいの頃、ある人に、メールを書きました。

なんとも答えようがないだろうし、困らせるだろうなぁ...と思ったのだけど、サルコーマは余命〇〇という病気だと思っていたので、伝えておきたかったのだと思います。

その人は優しい人だから、読んでもらえるだけでよかったのでした。返事がなくても、遠くから(遠くても近いところから)、応援しててくれるような気がしました。


夜明け頃、「...ともかく生きてください。厳しい冬も必ず春になります。...」という文章の入ったメールを届けてくれていました。

その時は、春が来るなんて、信じられなかったけれど、この一行は、私に強い奇跡をくれたのだと思いますm(_ _)m♡ 

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※「本当に大切なものは目に見えないんだよ」~星の王子さま


ひとつひとつの小さな優しさが積み重なって、だれかの命は続いていくのだと思います。本当にそう思います。


いつもありがとうございます。またね!


★私のサルコーマ(後腹膜 脂肪肉腫)の経過記録です。どなたかの参考になれば...。↓↓
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星の王子さま】は、岩波少年文庫の内藤 濯さん翻訳が、圧倒的に好きです。

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