パリ。土曜日の朝。メトロ4号線 PORTE DE CLIGNANCOURT で降り、300m程歩いて、クリニャンクールの蚤の市へ。
クリニャンクールの蚤の市
アンティークのボタンとか、アンティークのレースとか...、ハンドメイド好きの女子なら、誰もが心ときめく手芸雑貨との出会いを求めて、治安対策を整え、気を引き締めて、クリニャンクールの蚤の市へ、出発~っ(^^)/
la drogrie paris(ラ・ドログリー) に並ぶ洗練された素材たちにも、もちろん十分ときめきますが、年月が経たなければ出ない風合い、年月が育ててくれた色合いのものって、やはり魅力的ですよね。
最近はいろんな雑貨店で、それっぽく見せたお品が、お値段リーズナブルに並んだりしていますが、なんというか、年月堪え忍んでいながらこその優雅な佇まいは、張りぼてには出せない本物の味わいで、人間と一緒というか...
クリニャンクールでお宝発見(・∀・)した話
クリニャンクールに並ぶお店で、古い台紙に糸で縫い付けられた年代物の貝ボタンや麻やレースものを買ったり、商品をうっとりと眺めながら「ふわ~っ(*_*)、ふわ~っ(*_*)」って小さな独り言とともに歩いていました。
すると、お昼頃でしたが、イカツイ雰囲気のお兄さん達が、少し広めの道端に、持って来た品をダーッと広げて売り始め?ました。
あららららっ!!!!!
毛糸、モチーフ、棒針etc.etc. すっごーーーーーーい♡
お兄さん方にとっては、「編み物周辺の諸々」は、まったくの不要品らしくて、広範囲にごちゃ混ぜです。が、私の瞳はキラキラ☆
え~~~っ?だって、パリジェンヌのニット女子のもろもろ?ってこと?でしょー!!!(*^▽^*)
私はその場にぺたーっと張り付いて、丁寧に丁寧に、時を忘れて、そのお宝達を集めていきます。
もともと、そんなにたくさん欲しいものが集まるとは思ってなかったので、大きなバッグは持ってきていません。とりあえず、45リットルくらいのビニール袋を手に入れて(もちろん、その売り場?で調達ね)、その袋に、編み物系を詰めて行きました。
編み物系で丸く膨らんだ一袋を手にして、イカツイお兄さんに、底値スタートで「10ユーロでお願いっ、シルブプレ(s'il vous plait)」と、交渉してみました。
「はぁ?Mais no----n!無理無理!ボスに聞かなきゃ。そんな値段じゃ売れないね」などと、もったいぶられました。というか当然か~。引き続きニコニコ顔のたりるんは、ボスの帰りを待ちつつ物色。物色というか、お買い物ですけど。うふふ。
で、交渉の末、ボスが15ユーロくらいで、OKしてくれました。優しい! "Merci beaucoup~"m(_ _)m♡
フランスマダムへの憧れ
日本の昭和の編み物本にも、編み物が盛んだった時代ならではの情熱と愛情と技術力の高さを感じて、眺めるのが好きなのですが、それが、フランスマダムの!となると、距離も遠く、時代も遠く、憧れで舞い上がってしまいます。
パラパラと見るだけなんだけど、異国の地でも、フランスマダムのおばあちゃまが編んでいたんだなぁ♡とそのお姿を想像し、使っていらしたモノが手元にあると、嬉しくなる。幸せになる。力になる。
編みかけの大量のモチーフとか編みかけのニットとか、棒針、かぎ針、アフガン針とか、指ぬき、本とか、丁寧に使っていらしたことがわかる機械編み用のパンチカードまで、購入!することが出来ました。
編みかけの糸は蘇生させてみました。
クリニャンクールで縁があったモノたち。本棚や、編み物ケースにいてくれるだけでなんか嬉しい。基本的にモノは少ない方ですが、この辺のお宝は手放せず、大切にしています。
手にした中の1冊[500 points de tricot](模様編500)は、1960年11月発行の本でした。
お付き合いいただきましてありがとうございました。またね!
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